今年、市からがん検診のクーポンが届いていました。
それから夫の職場から被扶養者向けの特定健康診査の受診券も届きました。
ここ数年人間ドックを受けていなかった私。
夫から「今年こそは検診を受けておいでよ」と促されて受けることに。
特定健康診査と一緒に大腸がんの検診も同時に申し込んだのですが、予約した病院から届いた問診票の中にあった「大腸がん検診チェックリスト」を読むうちに不安になりました。
『身内の中で大腸がんになったことがある人がいますか』
そういえば。
10月くらいからなんか、お腹の調子がイマイチだった。
これは一度腸の中を見てもらった方がいいのかもしれない。
便潜血検査ではなく。
そこでその病院での大腸がん検診はキャンセルして、別の内視鏡検査に特化した病院で予約をしました。
実は実父の兄弟は8人中7人ががんになり、うち6人は亡くなっています。
(生還したのは私の父だけ)
なんでこんなにがん率が高いのか。がん家系?
そういう理由もあり、父に体質が似ている私は事あるごとにがんに怯えていました。
父は直腸がんでした。
「多分、私が死ぬ時はがんなんだろうな・・・」と。
そういうこともあり、一度しっかり見てもらったほうがいいと思い内視鏡検査を受けることにしたわけです。
絶食で受けることになるので、同時に胃がん検診もやってもらうことに。
何度も絶食するのはいやだなぁと思って。
数日前から消化に良くなさそうなもの。
野菜やきのこ、海苔、乳製品、雑穀・・・断ちました。
普段から積極的に食べているものがどれもアウトなのか。
卵オッケーだったので、月見うどんとか食パン、プリン、卵豆腐、豆腐、という偏った食事で過ごす。
前日は検査食。
夕方から夕食の検査食までの間がつらかったです。
下剤は飴を口直しに舐めながら、時間内に飲み切る。
ポカリスエットのような味で飲みやすいけど。ずっと飲むと飽きる。
当日は年休をとってくれた夫に送迎をお願いして。
検査後は麻酔でぼんやりしていたので、休んでくれて助かりました。
・・・胃カメラがきつかった。
ぼんやり意識がある程度の麻酔をかけられていました。
本当は鼻からカメラを通すはずでした。
でも、細くて通らなかったらしくて口からに変更になりました。
ぼんやりしていても自分が強烈な喉の気持ち悪さに苦しんで「おえっ」と言ってたのは覚えています。
鼻麻酔はやってても、喉の麻酔はかけられていなかったんです。
すっごくすっごくきつかった!!と。
内視鏡検査自体はもう記憶にありません。
そこはもう意識がなかったのかもしれません。
何の痛みも感じず、気づいたら終了していました。
1時間ほど麻酔から覚めるまでベッドで休み、その後結果。
異常なしでした。ポリープもなかったので、今日から普通にごはんも食べられます。
初めて自分の腸の中を見て不思議な気分。
頑張って食事制限や下剤で処理していた結果、綺麗な状態でした。達成感。
胃の方は、元々逆流性食道炎なのは知っていて、やっぱりそうでした。
写真で見せてもらいました。
それと。
検査後の自分の体がなんだか軽い。
スッキリ、というのかな。
それにお腹がぺたんとなってて。
そりゃ、数日間食事制限しましたし、当日は夕方まで絶食でしたし。
当然なんですけど。
げっそりではなくスッキリ。なんか身軽。
お腹の中の便も全部ない、多分余計な水分も排出してむくみもとれた?
断食はきついですがたまーにはこういうリセットも良いのかもしれません。
自分の健康と向き合う機会となりました。
とにかく体調で気になることがあったら「えいっ」と検査してみるといいのかも。
私は今回の内視鏡で20年近く不安だった腸のことが解決してほっとしています。
自分では見えない部分ですし。
ずっと不安を抱えるくらいなら、なんだ早くやってみたらよかったな、と。
次からはコツをつかんだので、内視鏡検査は大丈夫です。多分。
胃カメラは・・・やっぱりキツイです。
喉の奥でオエっと。一生キツイと思います。