多分子供を持つ親ならば
「自分の子は読書好きになってほしい」とか思ったりすることありませんか。
私もその一人。
自分自身が読書自体は好きなので、子供にも同じように活字に抵抗感がない方向に育ってほしいと願っていました。
さて。小学生のわが子の読書話。
「落第忍者乱太郎」や「かいけつゾロリ」とか「がっこうのおばけずかんシリーズ」など、読むジャンルは偏り気味ではあります。
がっこうのおばけずかん。おもに低学年に人気です。
ですが、読書の習慣へのとっかかりになれば、ジャンルは偏っててもおっけーだと思ってます。
まずは「ゲーム画面から離れて読書の楽しさ」に気づいてもらえたら。
というわけで、最近よく読んでいる本の紹介です。
図書館で借りて好きになった本
実は過去の転勤先々、図書館の品揃えがイマイチな地域ばかりで。
ですが、今回の転勤転居でよかったことのひとつは
「児童書の品揃え、悪くないな!」ということ。
ただし、市内の全分館ひっくるめての話。
オンライン予約をすれば最寄りの館で受け取れるので問題なし。
ここでは図書館で手に取って読んでみて、子どもが気に入って引き込まれた本を紹介します。
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」廣嶋玲子さんの本。
廣嶋玲子さんとは「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の作者さんです。
小学生に大人気ですよね。銭天堂シリーズ。アニメも観てます。
これが本編の現時点での最新刊かと思います。
こちらはTVアニメの公式サイト
www.toei-anim.co.jp
図書館にあったシリーズは、順番に貸し出し可能な範囲は全部読みました。
現在は番外編の巻をオンライン予約で順番待ち中。
(見るからに悪そうな敵キャラが表紙の番外編・・・。)
その間につなぎで
「他の作品はどうだろう」と、廣嶋さんの本の棚にあった作品を借りてみました。
鉱石好きな男子に。「秘密に満ちた魔石館」
うちの子は石が好きです。小学生あるあると思います。
そういった鉱石にまつわる不思議な話をオムニバス的に書かれている感じですかね。
子ども曰く「内容がおっかなくてブラックでこわい」だそうです。
人間心理的な怖さ、っていうのか。
でも、ちゃんと最後は着地点があります。
どの話も1話完結なので、途中の巻から読んでも大丈夫です。
不思議ファンタジー好きなお子さんや大人が読んでも楽しめます。
「怪談レストランシリーズ」
うちの子はびびりなのに怖い話が好きです。
(これまた小学生あるある)
図書館で「怖い本ないかなー」と物色中に、棚にずらーっとシリーズで揃ってました。
松谷みよ子さんの話とか掲載されていて、大人が読んでも面白かった。
試しに「死の影レストラン」を読んでみたら、なんかこう、すーっと冷気漂うような怖さを感じました・・・。
子供も「なんか夜読むと怖いんだよー」と、なかなか読み進められず。
松谷みよ子さん。
「いないいないばあ」とか「おふろでちゃぷちゃぷ」など、低年齢絵本でご存じの方もいらっしゃるかと。
先の「死の影レストラン」には
松谷さん以外の作家さんの作品含めた、これもオムニバス的なシリーズの1冊です。
色んな作品が1冊に編集されていて、1話が短いのでキリの良いところで終えることが出来るのです。
だから、1日1話という読み進め方なども出来るかな。
今まで読んできた書籍と違うのは
国内外の現代や昔ばなし、いじめや戦争平和のことをさらりと取り入れて書かれていたりする話があったり。
でも堅苦しいわけでなく、表紙や挿絵にギャグっぽいコメントが入っているのです。
小学生が怖い話の中でユーモア交えてさりげなく戦争や平和などの話に触れることが出来るので、おススメします。
今現在も世界中で争いが絶えない世の中なので。
こういう問題を身近に考えられるきっかけになるのでは、と。
ちなみにこの「怪談レストランシリーズ」
全50巻あります。すごいですね。
夏休みに全巻読み進めたら涼しい思いが出来るでしょうか・・・。
気に入って購入した本
近年は図書館で借りることが多いのですが、子どもがしつこく読み返すほどに気に入った本のご紹介。
小学生男子大好物・その1「つかめ!理科ダマン」シリーズ
「つかめ!理科ダマン」シリーズです。
多分、小学生男子は大好物のジャンルが詰め込まれてます。
親の目線では頭抱えます。でも知識が付きます。・・・悩ましいです。
科学や自然、人体などの不思議を身近な事例を使って、ちょっとお下品にコミカルに・・・。
小学生の食いつきというか興味を誘導するのが上手い学習マンガです。
どうお下品かというと
鼻から牛乳吹いてたりします・・・。いつの時代も男子はこういうの好きですよね。
※作者さんのインタビュー記事を見つけました
もうひとつ。
小学生男子大好物・その2「となりのきょうだい 理科でミラクル」シリーズ
「となりのきょうだい」シリーズ
先の「理科ダマン」とよく似た感じの、同じく小学生が身近なテーマの科学系の事柄を、理科ダマンよりももっとお下品にぶっとばして学べる本。
もうすぐ上記の最新刊が発売予定です。
・共通するのはどちらも韓国の方が書かれた本。
・マンガを用いて小学生にも現実的に身近に「日常の中のなぜなぜ?」をわかりやすく教えてくれる。
・親が顔をしかめるような「小学生下ネタやお下品系」をたっぷり使って、子どもたちの心をわし掴み・・・。
親としてはすっごく悩ましくはありますが、大変勉強になります。
就寝前の読書タイムに、布団の中に数冊持ち込んで大爆笑しています。
新刊が出たら何度も繰り返し読むほどお気に入り。
日常生活で子どもが
「お母さん、今の〇〇って理科ダマンでこう言ってたよ」とか、
科学の知識が無理なく身についてたりしてます。結果が出てます。
なんというか
とっかかりはマンガでも何でもいい。
「科学を学ぶとか考えずに、もっと自然に身近に大好きになれる」
スマホゲームは時々楽しむ分にはよいとは思うけど。
その限定的な小さな世界にしか興味が向かないのであれば、それは視野が狭くなってもったいないと思うのですよ。
こういうのをきっかけに色々な興味を持ってくれたら。
小学生よ。あなたの知らない世界はまだまだ多方面にあります。
以上、わが家の小学生男子が現在好んで読む本の紹介でした。
誕生日やクリスマスプレゼントに贈る本に悩んだら、参考になれば幸いです。