slow pace~ゆるやかな歩みと日常の思い

やわらかであれ。穏やかであれ。そう願い続けて生きてきた、私の呟き。

遠距離恋愛・遠距離結婚・・・その後も夫婦の私達

もうすぐ6月。
私達夫婦の結婚記念日の月です。

というか「披露宴記念日」と言ってます。
実は入籍したのはその前、1月でした。

1月入籍。
6月挙式・披露宴。

実はその間、私達は「遠距離結婚」という形をとっていました。

夫・北海道。
私・福岡。
離れて暮らしていました。

私の仕事の区切り良いところまで働いて、仕事を辞め、北海道に行くことにしました。
実は1月に挙式予定でしたが、色々事情が重なり6月に延期しましてね。
入籍は予定通り1月、しばらくの間は私は職場で苗字を変えて仕事してました。

式をまだ挙げてなくても、入籍したら心の平和を手に出来ました。
安定、安堵感っていうのかな。
「離れていても私達はもう結婚したんだ。夫婦なんだ」という、見えない絆ってやつです。


実は、遠距離恋愛でした。
出会いはお互いの職場の福利厚生の一環として婚活サービスがありましてね。
そのサービスに登録して、一番最初に会った人が今の夫です。

婚活というと、同時に複数の人に会ってその中から決める、というイメージが強そうですが、私は1人目のその人(今の夫)しか会っていません。

一緒にいて、メールのやりとりして、快適な印象だったので。
もしダメになったら他の人を探そうと思ってた感じです。
(結果、探す必要がなかったのでよかった)


お付き合いをしだして4か月目のある日。
「転勤が決まりました。行き先は北海道です」
お互いに落ち込みました。

彼は言いました。
「これからどうしたいですか。自分はお付き合いを続けたいです」と。

私も言いました。
「離れても続けたいです。よろしくお願いします」と。


ここから数年、北海道⇔福岡の遠距離恋愛スタートです。
毎月どっちかが相手のところへ行き、
または真ん中の大阪や東京で、現地集合・現地解散。
(お互い飛行機を利用。羽田で待ち合わせ、帰りはそれぞれの自宅へ飛ぶ)

これは、彼がすっごくマメな人だったから上手くやっていけたと思います。
ガッチガッチの事務職のおかげか、段取り組んだり上手いんです。
私の飛行機代も毎回出してくれて、宿泊予約等も日程も、手際良く。
(彼が気遣って負担してくれたんです・・・)

思い出した。二人で北海道内を5泊6日で旅行することになった時、修学旅行みたいな旅行のしおりを作ってくれたことがありました。
「すごい!この人マメだー」と感動。

遠距離って、こうやってどちらかでもマメに動く人がいると上手く続けて行けるのかもしれないなと、これを書きながら思いました。


遠距離のやり取りの中、心の距離は近くなっていく。

実はその間、私は職場の新しくやってきた上司から集中パワハラを受け、適応障害で数か月の病休で休むことになりました。

ある日の電話で
実は私が現在職場のパワハラで心が疲れて病休中で長期休んでいるという、言えずにいたことを思い切って打ち明けた時。

ああ、嫌われたらどうしよう、と思ってて。
でも、これは言わなきゃと思って。

すると、彼は言いました。

「心変わりは、しません。」
ああ、この一言で十分だと思いました。

多分、この人ならこれからも一緒にいられそうだと。安心感。

その後数年、なかなか北海道から九州方面への転勤が叶わぬ彼と離れ離れが続くのが寂しくなりました。
そこで私が仕事を辞めて、彼のところに行って結婚することにしたわけです。

以後、私は転勤族の妻となって全国一緒に移動中です。


余談ですが。
北海道という見知らぬ土地へ転居する前に、パワーストーンショップに行きました。
なんかこう、ふらっと何となく入ってみたくなって。

「今度北海道に引っ越しで九州を離れます。お守りになる石とかありますか」
その場の思い付きでオーダー。
今思えば、結構あの頃不安でいっぱいだったんでしょう、自分が。

そのショップの店員さん、親身に色々話をしてくれて、チャームを組んでくれました。

その時の石がこちら。
(ピカチュウに持たせてみた)

「遠い土地に引っ越しても、寂しい思いをすることがありませんように」
という意味で組んでくれた店員さん。
アクアマリンとローズクォーツだったかな。

最近になってまた持ち歩くようになりました。
今も思い出のお守りです。