slow pace~ゆるやかな歩みと日常の思い

やわらかであれ。穏やかであれ。そう願い続けて生きてきた、私の呟き。

子供の勉強のやる気と、観葉植物のはなし

夏休み。
子供だったら誰でも
「遊びたい~。ゲームしたい~。動画見たい~」

・・・と、夏休み全部がまるっと自由時間で過ごしたいと思う。
気持ちはすごくわかるんだけど。
そうはいかない。宿題やドリルとか、やるべきことが終わったらね。


と、この夏休みも時間を決めてゲーム時間の許可をしていたのですが、ルール守らずぶっちぎることが増えて。
私もイライラストレスが募ってます。


今日の話。
午前中に公文の宿題とドリルにとりかかっていた子供から
「お母さん、うちのガジュマルさんは2メートルとか大きくなる?」

「ガジュマルさん」とは、春に子供が気に入って購入した観葉植物のこと。
現在ベランダで小さめの鉢植えで育てています。

で、このガジュマルが「大きいものは数メートルにも育つ」と教えてあげたので先の質問が来ました。

greensnap.co.jp


で、私は
「ガジュマルは鉢植えの大きさに合わせて大きくなると思うけど、うちのは小さな鉢だから2メートルとかは無理だよ」

「じゃあ、おっきい鉢植えにしたらいい?」

「あのねえ、入れ物が大きければ育つというものでもないんだよ。例えば、あなたの洋服を大きなお父さんサイズに変更しただけでは大きくはならないでしょう?そこには栄養とかが別に必要になってくるわけですよ」

植物は鉢植えの大きさを変えただけで大きくなれるわけではない。
水や栄養を別に与えて手をかけて大きくなれる。

子供だってそう。
洋服を大きくしただけでは成長しない。
そこは色々あるけど、例えば、勉強という知識経験を増やすことで成長出来る。

ただし、人の環境として貧富「環境」次第で、これがまた成長環境が変わってくる。
お金持ちならいくらでも塾や教材や家庭教師等、良い環境を与えることが可能。
反対に貧困であれば、その子が勉強したいと思っても、正直学習環境は制限されるかもしれない。

「だからね、うちはどうにか公文とかドリルとか、ガジュマル〇〇くん(子供のこと)に勉強という肥料を与えることが出来るのね。なので、今はその環境の中で精いっぱいお母さんからあげられる環境と栄養を吸収して、勉強頑張って大きくなってください」

「成長したいというガジュマルのようなあなたなら、頑張って栄養肥料を吸収出来るんじゃないかなぁ」と。

もっと色々詳しく例えて話をしていますが。

大事なのは「知識と経験値」ということを、子供自身をガジュマルに例えて説明してみたところ、一応本人納得したようで。
いつもと違い学習がスムーズにはかどって、びっくりでした。

現在はあなたが望めば頑張れば、もっとこれから成長することが出来る。
お母さんは環境を与えることは出来ても、それを吸収するかどうかは自分自身ですよ、と子供にわかるように説明したんですが。


「お母さん、ガジュマルくん(自分)が栄養が欲しいって」
と、宿題をしながら私を振り返ってニヤニヤしていました。

えーと。
とりあえず、冷蔵庫からヤクルト(栄養)を持って来てあげました。


でもまあ、栄養や環境をあげてもまっすぐ理想的に育つわけでもないのは、子供も植物も似てるかも。
子育ては難しくて手がかかって。悩ましいけど。
どんな大人になるのか楽しみかもしれません。

・・・へんな例え話ですみません。